花吹雪が舞う京都の東山は5月を前に麓から薄緑に衣替えする。山頂へ向けて萌黄が駆け上る頃、京は祭の季節だ。葵祭。清少納言は枕草子「4月、祭の頃」の項で若葉の都を綴っている。 『祭 の頃はいみじうをかし(ことのほか趣きがある)。木々の木(こ)の…
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